新春 3つのイベント
琴演奏〜山田流〜
2006年1月4日(水)
13時30分から15時
参加者50名強
出演者 鈴木世津子さん他
曲目 「飛躍」他
|
ピアノお披露目コンサート
2006年1月5日(木)
13時30分から15時
参加者90名強
出演者 ピアノ 上原ひろ子さん
ヴァイオリン 村上あゆ美さん
(賛助出演)
|
|
ことばの繭ホールにピアノが来た!
市内在住の姉妹が、小さい頃から大切にされてきた愛用のピアノを寄付してくださいました。
ここに、新春イベントとしてお披露目コンサートを開催します。
上田市出身で幅広く活躍されているピアニスト上原ひろこさんと、ヴァイオリニスト村上あゆ美さんが賛助出演します 。
新春にふさわしい華麗な、またご存知の名曲をお楽しみください。
ご家族やお友達と素敵な年の初めをお過ごしください。
|
図書館倶楽部代表から感謝状の贈呈 |
|
|
プログラム
ベートーヴェン エリーゼのために
モーツァルト きらきら星変奏曲;
ショパン 子犬のワルツ
エルガー 愛のあいさつ
クライスラー 愛の喜び 他 |
|
ヴィオラ・ダ・ガンバ コンサート
2006年1月6日〈金〉
15時から16時30分
参加者約70名
|
|
〜200年を遡るヨーロッパの空気を響かせていた音色「ヴィオラ・ダ・ガンバ」。
日本で初めて耳にしたのは16世紀の大友宗麟か織田信長だったとか。
4本の異なる楽器(ガンバ)による4声の曲を中心にひびかせてみたいと思います〜 |
ダコルダトゥーラ 〈ガンバに憑かれた上田アマチュアの集合〉
- ジョスカンデフレ「千々の悲しみ」
- シャルパンティエ「組曲」他
くもの巣コンソート(ガンバに憑かれた東京アマチュアの集合)
- ウィリアム・ローズ「エアーNO.2」
- 「エアーNO.3」他
はなを添えるクラシックギター
- J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 1-1
- カタロニア民謡から 他
|
新春イベントが終わって
昨年12月初め繭ホールにピアノが寄贈されて、お披露目コンサートを開いたらという発想から新春イベントの企画が慌しく練られました。
それならばピアノのほかに3日間違うものをと、1/4・琴、1/5・ピアノ、ヴァイオリン、1/6・ヴィオラ・ダ・ガンバと、ライブラリーでコンサートや講演会などに参加された方などに依頼して、時間の少ない中、快く引受けていただき準備が進められました。
新春ということもあり、縁起の良い福茶を出すことになりました。福茶は本来、桜、梅、昆布、黒豆を入れるそうですが、今回は梅と昆布茶を用意しました。
新年明けて1月4日、ライブラリー開館初日は、朝から倶楽部の有志がお湯を沸かしてお客様を待ちました。3が日を過ぎて訪れる方も三々五々、ほとんどの方がお茶を飲んでくださいました。冷たい手にお茶を渡しながら、寒い中来られた皆様を歓迎できました。
一日目のお琴の演奏の方々も準備に見えられ、1時半からの演奏会を早くから待っている方もいました。時間前にはホールは多くの方でいっぱいになりました。
和服に着替えられた4名の方々の新春にふさわしい琴のお弾き初めとなりました。良く知られている「六段の調べ」や「さくら」、「春の小川」と続き、最後は弾むような、「飛躍」でした。途中で、初めての方に指導されたり、歌も付けたりとバラエティに富んだ演奏会でした。普段あまりなじみの無いお琴ですが、やはり日本のお正月には欠かせない情緒に浸れたひとときでした。
2日目はいよいよ、寄贈された姉妹への感謝のセレモニーからピアノのお披露目となりました。昨日に引続きたくさんの方が来てくださいました。晴着で華やかに登場された姉妹に、倶楽部代表の米津さんから、感謝状と記念の盾が贈られました。
上原ひろ子さんのピアノ演奏から始まり、村上あゆ美さんのヴァイオリンと続いて、日頃親しみのある曲や、ショパンの「ノクターン」、軽やかな「子犬のワルツ」、ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」、「月の光」など、主にサロンコンサートが多いという上原さんの語りと優雅な指使い、流れるような素敵な音色に魅せられました。
繭ホールでは2度目の村上あゆ美さんのヴァイオリンと、上原さんのピアノとのコラボレーションも初めてということを感じさせない演奏でした。「愛の挨拶」、「ユモレスク」、「愛の喜び」の歌うような旋律、アンコールのダイナミックな演奏は、迫力と、胸に迫るものがありました。
3日目はほとんど聞いたことも無い手作りのヴィオラ・ダ・ガンバという楽器のコンサートでした。昨年、セミナーで講演されたギター工房の先生とそのお仲間の方達でした。
寒い日でしたが、始まる頃には続々と多くの方々が集まって来ました。
ギターとチェロの小さいような楽器を持った方達が、8人でグループやソロで演奏してくださいました。クラシックギターのソロの曲は馴染みがありましたが、他の演奏は歌も加わり、16,17世紀の音楽ということで、宮廷などで吟遊詩人が歌っているような場面を想像して、夢の世界に導かれました。
今回の新春イベントは情報ライブラリー、上田図書館倶楽部としても初めての試みでしたが、準備期間の少ない中演奏してくださった方々のご尽力や、関心を寄せて足を運んでいただいた多くの市民の皆様のお陰と心から感謝しております。
これからの歩みに大きな励みになりましたことをご報告して、感想と致します。
上田図書館倶楽部 M.Y