「文章講座」~心にひびく文章の書き方~

2012年12月3日、3回シリーズが終了

講師:嶋田貴美子先生

詳細チラシはこちら

第1回の様子

第1回目のテーマは「文章を書くということ」-文章構成の基本-です。
文章は自己表現である、文章を書くことは自分の内面を見つめることである、ステレオタイプ化した言葉ではなく、自分の言葉で表現する、などの基本的な説明があった後、例文を上げて、より良い文章の書き方の指導がありました。
受講者の皆さんもメモをとったり、質問したりと熱心に学んでいる様子でした。
また今回は、情報ライブラリーの司書の方に「書くこと」に関する本を10冊ほど選書していただき、会場に並べました。参考にしたい、と借りていく人もありました。

第2回の様子

第2回目のテーマは「心の言葉を豊かにする」-五感を磨く・非日常の体験-です。
 感動は五感で得た瞬間の感覚。秋になり真っ赤に紅葉した木の葉の美しさに感動し、 散歩の途中ふと目にした家の庭先にそそと咲く菊の花に移り行く季節の哀愁を感じる。 そのようなささいな体験の積み重ねが、いい文章を書く基礎になる。日常から離れて、自然からのメッセージを感じ取る感性が大切。

これらをまどみちおさんの文章を取り上げながら説明がありました。特に、二宮尊徳の「知識を得たければ自然を読め」の言葉が印象に残りました。

 

第3回の様子

3回目のテーマは「よい文章を書く」でした。
熱心に耳を傾ける受講者の皆さんに、下記のようなお話がありました。
・有機的な言葉(=生きた言葉)を使う。そのためには書くときの集中力が大切
・命と心と言葉は一体である。一つ一つの言葉に情感をこめる
この二つを達成するにはたくさん書くこと、強い動機付けをもって書くこと

これらをヘレンケラーや重度障害を負った少年の言葉などを引用しながら説明がありました。

最終回ということでアンケートを実施しましたが、それによると
「大変参考になった」「再度このような講座を受けたい」などの声が多く寄せられました。
他にも貴重な意見がたくさんあり、今後の活動に生かしたいと思います。