第1回
執筆編集講座 

8月3日(金)

 

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8月3日にいよいよ第1回の執筆編集講座が始まりました。

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◇開講式 受講者のみなさまと、あいさつする坪田上田情報ライブラリー館長

「団塊世代の仕事録」事業の趣旨が説明されました。

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◇講義 「「2007年問題と地域の図書館、図書館の使い方」」

講師:宮下明彦氏
長野県図書館協会事務局長

多くの例を引きながら、「書くこと、調べること、伝えること、記録保存と地域の図書館」という内容の講義がされました。

 

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◇講義 「執筆、編集の基礎」〜テーマの選定、本が出来上がるまで〜

講師;深町稔氏
元週刊上田編集長

第1段階は、まず書いてみること----何を書くのか、テーマを考え、書きたいことをいくつでもアトランダムに箇条書きにしてみて、書きやすいところ、書きたいところから書き始めましょう。
第2段階では、編集者の視点が加わります。----編集者を最初の読者にしましょう。
という内容で長年の編集者としての経験に基づく講義がされました。

 

◇自己紹介では、受講者のみなさまが参加の動機や書こうと思っているテーマについて発表されました。

◇受講者のみなさまからは、「不安な気持で参加したけれど、講師のお話を聞いたら、なんだか書けそうな気がしてきました。」 「図書館て、本を読むところだと思っていましたが、書くことまで支援してくれるんですね。」という声が聞かれました。

◇来年3月に「仕事録」を完成させることができるよう、受講者のみなさまと一緒にスタッフ一同頑張っていきたいと思います。

事務局

 

 

第2回
講演会  

8月11日(土)

 

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8月11日に講演会を行いました。一般公開の形で実施し、「いつかは書いてみよう」という市民を含め、約40名の参加がありました。

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講演 「仕事と書くこと・・・海外特派員として働いて」

講師 黒岩徹氏
元毎日新聞社ロンドン支局長 

海外特派員として、戦争など極限状態を経験しながら執筆した記事を具体的に紹介しつつ「読みたくなる文を書く」ための心構えを、魅力的にお話されました。

  • 具体的に考え、具体的に書く
  • 自己賛辞に陥らないように、どれだけ苦労し、悲しみ、何を得たかを書く
  • 自身が怖い思いをしたとか、ショックをうけたとかの体験の重さを書く
  • 自身の心を投影したもの、心をこめて書いたものには反応がある
  • スタート>展開>最後のしめ という流れで味が出るような工夫をする

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執筆体験発表 「仕事録を執筆した経験から」

講師 山宮君夫氏
家庭菜園・農業経営アドバイザー 

JAで農業技術員として長年農家をご指導。JA長野中央会で県下のJA、農家の農業経営アドバイスをし、「足跡をまとめる」ために、自分史を書こうと心準備をされてから本を発行するまでを、ユーモアを交えながらお話されました。

  • 在職中から自分史を書こうと心準備をしてきた。
  • メモを取っておくことが大事
  • 他の家庭菜園書や文献を読んで下調べ
  • 初心者にも、経験豊かな農家にもわかることを目指した
  • 執筆中は夕食後から午前3時まで座敷にこもって集中、コップ2杯の寝酒で就寝

自分史を書くつもりでいたが、出来上がったのは「家庭菜園の楽しみ方」という本で、これは長野県で5千冊を販売し、自分の仕事の経験を生かした「仕事録」と言えるものになっていたそうです。

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会場の様子

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