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文化部会・21頁   

 

赤神と黒神

民話の中の女たち シリーズU

上田演劇塾公演

松谷みよ子の本
(東北の伝説・神話)より

感想:アンケートより
・ 音楽が大変よくマッチしていて良かった。皆さんはっきりと発表されて分かりやすかった。女神をやったお二人の方の話し方には表情があって、とても良かった。
皆さん緊張されておられたと思いましたが、入場のときなどもう少し柔らかい表情の方が聞き手が入りやすかったかも知れない。〈女性50代〉

・大変難しい絵本を読んでいただき、ありがとうございました。
わたしも小学校で読み聞かせをしていますが、とても勉強になりました。
複数で読むのは難しいです。
又、次回の公演も楽しみにしています。頑張って下さい。(女性40代)

・ 映像も演技もない耳からだけの音と声で、雄大な場面を想像させていただき、楽しませていただきました。(女性60才代)

・ とても楽しく聞かせていただきました。皆様が一生懸命演じていらして好感が持てます。ファンタジックな演出で素敵でした。
人に届ける声というものの魅力を改めて考えました。(女60才)

・ 楽しい夏の夜でした。女神の機を織る音、思いが美しく伝わってきました。
多くの方の場合、字面を追いがちですが。〈女性60才代〉

・ 全て良かった。楽しく聞かせていただいた。(男性60才代)


  今回はの朗読劇は、昨年に続いておはなし宅急便の皆さんに出演していただきました。
松谷みよ子氏の作品から、東北の津軽と蝦夷が離れたいきさつを知ることができました。
時にはロマンを、また壮絶な戦いの場面を思い浮べながら、語りの世界に引き込まれました。
 また次回は、どのような女性の姿を語っていただけるのでしょうか。 皆さんの一層のチャレンジに期待いたしております。 ありがとうございました。         (文化事業部会)
  

◆◆◆

東北の雄大な自然を舞台に、おおらかな神々の恋物語は、
現代に生きる私たちの心を魅了してくれる。

日時 : 6月24日(土) 開場:18:00  開演:18:30
                終演予定 : 19:30
会場 : 上田情報ライブラリー ことばの繭ホール
            上田市天神1-8-1  上田駅前ビルパレオ4F

入場料: 大人 500円  高校生以下無料  定員:70名

申込 : 5月24日(水)〜  上田情報ライブラリーで受付
     電話  29-0210 (休館日 火曜日、6/1)


金のしずく、銀のしずくをふりこぼして、一心に旗を織る十和田湖の女神の美しさ、女神をめぐって、赤神と黒神は、東北の山々を舞台に、壮絶な戦いをくりひろげた。

見守るいにしえの神々は、二手に分かれて応援したという。

やがて、傷ついた赤神は男鹿半島に身を隠し、勝利をおさめた黒神は、十和田湖に女神を迎えに行ったが、そこには女神の姿は無かった・・・・。

負けた赤神がかわいいといって、女神は男鹿半島に行ってしまつたという。

戦いには勝ったが、女神を失った黒神のため息があんまり大きかったので、大地はめりめりと裂け、津軽と蝦夷はそのとき離れたのだという。

 

脚本 : 岩下郁子

指揮 : 伊藤巴子(俳優)

楽器演奏 : 藤森天路

美術 : 大塚たみえ 山上沙織

出演 : 朗読グループおはなし宅急便(NPO法人上田演劇塾)

地の文 
  佐藤起和子 小林正子

女神  
  長岡久子 田中明子

赤神  
  高橋豊子 塚田美代子

黒神  
  上原知恵子 高松知弥子

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