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文化部会・5頁   

 

青木 裕子  朗読の世界3 

"島崎藤村"を朗読する喜びを語る青木さん
藤村の作品は大好きで朗読への憧れでもあったそうです。

 

  感想


 ちらちらと雪が舞う1月15日の夕方、青木裕子さんの朗読会がありました。
今回は青木さんの3回目になる朗読会です。
取り上げられた作品は島崎藤村の『千曲川のスケッチ』でした。
上田情報ライブラリーの宮下館長からのリクエストがあったそうですが、青木さん自身も小学生の頃からすでに藤村の詩を暗誦していたそうで、好きな作家の一人だということでした。

 作品に合わせた衣装を身につけた青木さんのが朗読始まりました。
耳から入ってくる言葉は私の中でどんどんイメージが膨らみ、タイムスリップした世界を覗いているようです。そこは、千曲川の川上から川下に住む人々の素朴な、でも厳しい自然の生活がありました。

 朗読が終わると、ほっと息を吐き心地よい疲労を覚えました。
でも、青木さんは休憩時間を取らず、水も口にしませんでした。プロとは言え、やっぱり青木さんてタフ!と驚いてしまいました。

                                S・G

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 語り紡ぐ「絵解き」の世界   

  語りと絵解き   小林一郎・小林玲子

 

【日時】 2月19日 (土) 開場/6時 開演/6時30分
【入場料】 大人1000円  会員及び高齢者 (65歳以上の方)は800円
【会場】 上田情報ライブラリー ことばの繭ホール
【申込み】 2月5日10:00〜 上田情報ライブラリーまでお電話でお申込みください。-- 0268-29-0210

絵解きは物語性のある絵の内容を説明する、絵と語りが一体化した芸能です。紙芝居も絵解きから派生した物です。

そうした絵解きは近年途絶えてしまい、全国でもわずかに残っているだけです。

小林一郎、玲子夫妻は、絶えようとしている絵解きの伝統を後世に伝えていくために、その復興に取り組んでいます。

今回は善光寺の壮大なロマンのお話「善光寺縁起」と、お釈迦様の最後をドラマチックに語る「釈迦涅槃図」のふたつの絵解きを口演します。

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【プロフィール】
解説:小林一郎---歴史の町長野を紡ぐ会代表。02年、善光寺表参道の史跡案内ボランティア「歴史の町長野を紡ぐ会」発足。著書:「善光寺如来縁起」「門前町伝説案内」「語り紡ぐ絵解きのふるさと・信濃」など。

絵解き:小林玲子---夫小林一郎とともに「歴史の町長野を紡ぐ会」発足。93年、「善光寺如来縁起」の絵解きを開始。

 

 

 

 

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