山田氏の朗読会は昨年の秋、繭ホールにて始めて行われてから2回目を迎えました。
今回の朗読は、長年朗読の会を開かれている山田氏の”若い人達に朗読の楽しさを知ってほしい”との思いから選ばれた、アメリカの著名な作家オグ・マンディーノの作品で「十二番目
の天使」でした。
11才の少年と中年の男性の心の交流を、リトルリーグを通して描かれ、最後は悲しい結末を 迎える物語です。「人の命」や「生きること」について何かを受け取っていただければと・・・
中学生を対象に選んだということですが、1時間20分を集中して聴いてくれるかという不安は まったく余計なことだったということでした。
”聴いているだけで、映像が浮かんできた”と感動を伝えてもらえたそうです。
始まる前にそのような山田氏のコメントをいただき、いよいよ語りの世界に導かれました。
終わってから、2,3人の方に感想を聞きました。
- 「こんなに、朗読が感動するものだとは思わなかった。イメージが浮かんできたのは始めて だった」 その方は感想をお聞きしたとき、しばらく語りの世界に浸っている様子で、すぐ
にはことばが出ないようでした。(60才後半の女性)
- 「本を読むより、朗読の世界がこんなに素晴らしいものだとは思わなかった」という方も
いました。(中年の女性)
- 山田さんの朗読は、熱演という言葉で表現してよいかわかりませんが、あるときは立ち上がり、 また椅子に掛けたりと、読み進むうちにその場にいるような興奮を覚えました。バックミュージックとの調和も素晴らしかったです。(初老の男性)
- 今回は30名くらいの集まりでしたが、「多くの中学生たちにも聴かせてあげたい」という意見も ありました。
インタビュー・コメント M. ,Y
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